Microsoft Projectとの互換性・相互利用性が向上しました。 |
従来のWBS Gantt-Chart for Jiraでは、チケットの表示順序を特定のカラムの値を使ってソートする機能を提供していました。
今回のリリースでは、カラムによるソート機能は残しつつ、Microsoft Projectのように、任意の位置にチケットを移動できる機能を実装しました。
ドラッグ&ドロップ、編集メニューでの上下移動、キーボードショートカットによる上下移動で位置を変更することが可能です。
ドラッグ中
ドロップ後
また、親子関係の操作もボタン一つで簡単にできる機能が追加されました。
チケットを選択して「インデント」をクリック、またはキーボードでAlt + →を押すことで、1つ上に表示されているチケットの子供に変更することができます。
「アウトデント」はこの逆の操作が行え、親子関係を解除することができます。
なお、WBS Gantt-Chart for Jira 9.3までは可能だった「チケットをドロップすることで親子関係を作成」ですが、子を持たないチケットに対してのみ、今回のアップデートにより使用できなくなります。
子を持つチケットに対しては従来通り使用できます。
子を持たないチケットに対しての親子関係操作は、今後は並べ替え機能とインデント・アウトデントを使用することでWBSの作成・編集をご利用ください。
別アドオンとして提供していましたMS Project importer for Jiraの機能を、WBS Gantt-Chart for Jiraの一機能として統合しました。
Microsoft Projectを使用して作成されたファイル(拡張子:.mpp)に登録されているタスクをJiraの課題としてインポートし、各種フィールドの値と親子関係・依存関係をWBS Gantt-Chart for Jiraの設定内容に合わせて取り込みます。
ガントチャートを表示している画面の「データ」ボタンからインポートの機能を使用可能です。
Microsoft Projectとの相互利用性を高めるために、Microsoft Projectで読み込めるxmlファイルをエクスポートする機能を追加しました。
エクスポートされたxmlファイルはMicrosoft Projectを使って開き、編集することができます。
ベータ機能として提供していました「エクスポート (macOS, beta)」に不足していた機能を追加し、正式版としてアップデートしました。
従来のExcelエクスポートはレガシー機能となりますので、今後は新しいExcelエクスポート機能の使用を推奨します。
警告表示の判定条件を独自に設定せず、Jira管理者が設定したステータスのカテゴリを使用できる設定を追加しました。
各種カテゴリと警告表示設定上の取り扱いは下記表の内容となります。
警告表示設定上の取り扱い | |||
---|---|---|---|
開始済み | 解決済み | ||
Jiraのステータスカテゴリ | To Do | ||
進行中 | |||
完了 |
本リリースでの機能増加に伴い、操作バーのメニュー配置を変更しました。
今まで「ツール」としてまとめられていたメニューが「編集」と「表示」に分割されました。
また、標準モードとチケットテンプレートモードを切り替えるボタンが、画面右上の歯車内に移動しました。
今後はこちらからモードの切り替えを行えます。
WBSをすべて読み込んでいない状態で進捗率の編集を行うと、自動計算された進捗率が不正な値になる不具合を修正しました。
本修正のため、WBSのクライアントへの読み込み方法が階層単位ではなく、画面表示時にすべてを読み込む方法に変更となっています。
進捗率の小数点以下の値により、リロード前とリロード後で進捗率に1%の誤差が発生する場合がある不具合を修正しました。
画面へのマウスオーバー時にガントチャートの最下部に空白の行が作成され、スクロールするとWBS側と1行分のズレが発生する不具合を修正しました。
WBSとガントチャートの仕切となっているバーをダブルクリックすると画面の表示が崩れる不具合を修正しました。
親子関係に用いるデフォルトの課題リンクの名称を変更していると、特定のタイミングで課題リンクタイプが再作成される不具合を修正しました。
ガントの表示履歴を正しく取得できない場合がある不具合を修正しました。
DBの設定によってインストール時にエラーが発生する現象を修正しました。
本バージョンのリリースにあたり、多言語化に協力いただきましたフランス・Valiantys様にこの場を借りて謝辞申し上げます。