WBSガントチャート for JIRA 9.2.0 リリースノート

2017年08月30日(水)リリース

操作バーの刷新を中心としたUI/UXの改善。その他、いくつかの機能追加と不具合修正を行いました。

目次


新機能・改善

WBSガントチャート画面の操作バーを刷新

今回のリリースでは操作性の向上を目指し、WBSガントチャート画面の操作バーを刷新しています。

WBSガントチャート for JIRA 9.2.0ではシンプルで分かりやすく、新規ユーザーにも使いやすい操作バーを採用しました。

また、従来では画面上で右クリックメニューを表示させなければ使えなかったメニューの多くが、操作バーからも使えるようになっています。


親子関係・依存関係の課題リンクを逆向きで使用可能に

WBSガントチャート for JIRAが親子関係・依存関係を表現するための課題リンクを、通常とは逆向きに評価して使用できる機能を追加しました。

この機能は、下記のような状態に陥った場合の救済策として活用できます。

  • JIRA以外の課題管理ツールからJIRAに課題をインポートしたところ、課題リンクの方向が全て逆向きでインポートされてしまった場合 *
  • WBSガントチャート for JIRAの導入前から親子関係と依存関係を独自の課題リンクで作成していたが、WBSガントチャート for JIRAの表示とは向きが逆だった場合

設定のON・OFFは表示設定画面から、各課題リンクごとに個別に行うことができます。

* RedmineからJIRAに課題をインポートすることで、WBSガントチャートが行う課題リンクの評価方法とは逆向きに課題リンクがインポートされる現象を確認しています。


チケットの計画日付として使用するフィールドに「スプリント」が選択可能に

チケットの開始日・終了日の日付には「課題の作成日」「課題の期限」「日付のカスタムフィールド」「日時のカスタムフィールド」が選択可能でしたが、今回新たに「スプリント」が選択可能になりました。

課題に設定されているスプリントから開始日・終了日を読み取ってスケジュールの表示を行います。

「スケジュールはJIRA Softwareのスプリントで決定し、グラフィカルに表示するのにWBSガントチャート for JIRAを利用したい」といった場合に便利です。


ドラッグ&ドロップ操作での親子関係作成を、課題タイプにより制限する機能を追加

チケットのドラッグ&ドロップ操作で階層構造を変更する場合には、子チケット課題タイプ設定で指定された親子関係にできる課題タイプの組み合わせ以外でも変更が可能でした。

これを、子チケット課題タイプの設定に従い、親子関係にできる課題タイプの組み合わせでチケットのドラッグ&ドロップ操作を制限する機能が追加されました。

設定はチケット設定画面から変更することができます。


表示文言の変更・追加

WBSガントチャート for JIRAが提供するいくつかの画面で表示文言を見直し、変更や説明の追加を行いました。

不具合修正

チケットテンプレート作成ダイアログが開けなくなる不具合の修正

チケットテンプレート作成ダイアログを1度閉じると、画面をリロードするまでダイアログが開けなくなる場合がある不具合を修正しました。

チケット名と計画日付が正しくない後続チケットが作成される不具合の修正

ドラッグ&ドロップの操作で階層構造を変更したチケットから後続チケットを作成した場合に、チケット名と計画日付が正しくない後続チケットが作成される不具合を修正しました。

チケットのコピー操作時に、正しくない依存関係が作成される不具合の修正

依存関係を持つチケット群をドラッグ&ドロップの操作で階層構造の変更をした後に、それらのチケットを含めた一括コピーを行うと、正しくない依存関係が作成される不具合を修正しました。

実行不可なドラッグ&ドロップの操作が実行でき、実行後にチケットが消える不具合の修正

依存関係を持ち、計画日付が編集不可かつ値が空のチケットに対し、ドラッグ&ドロップ動作で階層構造の変更が実施でき、表示上からチケットが消える不具合を修正しました。

JIRA7.4環境における、ガントチャート画面のスクロールバー表示不具合の修正

JIRA7.4の環境で、一部のブラウザを使用してガントチャートを表示すると縦方向のスクロールバーが表示されない不具合を修正しました。

その他

セルの編集開始動作をシングルクリックからダブルクリックに変更

WBSの画面内にある項目を編集する際に、対象のセルをダブルクリックすることで編集状態になるように変更を行いました。
従来のガントチャートではセルをシングルクリックすることで編集状態になっていましたが、9.2.0ではシングルクリックは行選択のみされます。

製品ロゴを変更

Atlassian Marketplace上に表示されている製品ロゴは先行して変更していましたが、今回のリリースから製品内に表示される製品ロゴが新しいものに変わりました。

JIRA6.4のサポートを終了

すでにEOLを迎えているJIRA6.4のサポートを終了し、互換性を排除しました。